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アユの生態

 アユの生息分布は、北海道からベトナム北部までの東アジア沿岸に生息しています。
そのなかでも、日本沿岸には数多く生息しています。

 アユは、海産と湖産(琵琶湖産)に大きく分けることができます。 その違いは、産卵時期が異なり、湖産より一か月遅く始まるのが海産アユとされ、見分け方は、背びれ付近の鱗の数や、鱗の形が異なるのが特徴とされています。
また、西田睦氏によると、日本のアユは、3つのグループに分けることができます。
海産アユ、琵琶湖産アユ(湖産アユ)、琉球アユの3つのグループです。
(引用文献:「アユの分布とリュウキュウアユ」『水産増殖』(38巻2号)1990年)
リュウキュウアユは、レッドリストに記載され、最近ではリュウキュウアユの名すら知られていない現状です。

 一年で一生を終えるアユの生活をみてみます。
秋に河口付近の下流域で産卵された卵は、水温20℃で約10日で孵化します(孵化する総温度は約200℃とされています)。
孵化した仔魚は、水中に生息する小さなプランクトンを食べて生活をし、しばらくすると河口へ川の流れに乗ってくだっていき、その周辺に いるプランクトンを食べて成長します。
春をむかえるころになると、黒に体が色づき始め、群れで泳ぐようになります。
動物プランクトンや底生生物を食べて成長します。
鱗ができ、櫛状の歯ができるころ、川を遡上しはじます。
遡上し始めは、河口域から近い下流の周辺で川虫やユスリカ、動物プランクトンを食べています。
ある程度体力がつき始めると、上流を目指し遡上し始め、川底に付着する珪藻類を食べはじめます。
また、ナワバリを形成し始めます。
どのアユも同じ大きさのナワバリをもつにではなく、大きくナワバリをもつものは、近くにいる小さくナワバリをもつものを外敵から少し守るような行動を伺わせます。
秋をむかえる頃、生殖腺が発達しはじめ、鱗がザラザラするようになると、産卵行動に入ります。
雌魚が産卵したところに雄魚が射精し受精させます。
このころは、空腹なアユが多く、産卵した卵を食べようと他のアユの産卵行動を狙っている行動をみせます。
こうして精根使い果たし一生を終えます。これが一年で一生を終えるアユの一生です。

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